2002年7月4日 西湖湖畔のある土地に僕らは立っていた。
その日はものすごい快晴で、空には太陽がギラギラ気味に輝いていた。
本格的な夏も間近で、その日も相当暑い日になることが簡単に予想できた。
朝からキビキビと皆良く動く。スタッフのうち2名が草刈、さらに2名が 杭を作り、残りは出来た杭を片っ端から打ちつけてゆく。
 やってみて初めて分かったのだが、180cmの杭を打つという作業は すごく難しい。
体力的にも技術的にも、脚立の上に立つという不安定な足場が 影響しているのかなかなかうまく刺さってゆかない。
どんどん奪われていく体力。加えて突き刺さるような太陽の光。
生命の危機を感じた僕らは休憩することにした。
「プハーーーッ」「フーーーーッ」
・・・しばし生き返る。
なかなか出来上がらないなぁ、 そんなことを考えながら湖にフラリと行ってみる。
キラキラ光る湖!爽やかな風!
迷わず飛び込む自分が、そこにいた。
ジョッパーーーン!
湖の水は文句ナシに最高だった。
やっぱり夏はこうでなくちゃ、スッキリした体を取り戻した僕らは、 もう一度気合を入れなおす。
さあ杭を打つぞ!!!
上がる作業効率、どんどん立っていく杭。
だんだんとグラウンドがドッグランに変わってゆく。
気がつけば空も少しオレンジ色になってきている。なかなか刺さらなかった杭も ほぼ全て突き立てた。
あとは横板を張るだけだ。あと少しあと少し、 そう自分自身に言い聞かせる。
全員が最後の力を振り絞り、横板を次々と杭に取り付ける。
・・・夢中になって作業を続ける。
ふと顔を上げると、 そこにオレンジ色の光を浴びたドッグランが広がっていた。
「やっったぁぁぁ」歓喜の声が出来たての柵に響く。
ついに完成したのだ 。
たった1日でドッグランを作るという夢のような計画が 皆の努力でついに実を結んだ。
いい仕事したなぁ、俺。と心のなかでほくそえむ。
湖の程よい疲れも重なり、良い充実感に包まれながら帰宅する。
 次の日昨日の充実感も覚めやらぬ僕らに、一本の電話。

「柵、全部倒れてるよ(笑)」
うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
マジですか?(´・ω・`)
 ガッカリしつつも、確実に迫り来る夏休みの足音。
こうなっては仕方ない。「本職の人に頼もう・・・・」
苦しい決断をすぐに決定してしまうほどの状況であった。
  数日後グラウンドはドッグランに戻っていた。
いやむしろここ数日間はグラウンドでさえなかったのだ。
かるーいゴミ捨て場状態、そう言っても差し支えない状況だったのだ。
だが、ここに、ドッグランは再び甦った。

「がんばろうね、ドッグラン君。ともに夏休みを乗り切ろう」
そう心の中でつぶやいた。
そうして、その夏休みをドッグランは無事乗り切った。
その秋、夏休みを乗り切ったの充実感も覚めやらぬ僕らに、一本の電話。
「柵、倒れてるよ(笑)」
うぉーーーーーーーーーーっ。
マジですか?(´・ω・`)

  今度は流石にプロが立ち上げただけあって、全ての柵が倒れてはいないものの 三度、柵は倒れた。
言い知れない恐怖に襲われる。
  そして、更なる改良を受けた新型ドッグランが投入された。
その後無事台風シーズンを乗り切って、シーズンも終わり、 来春に備えてしばし休息の時を迎える。

「さあ来年もがんばろうな、新型ドッグラン」と心の中でつぶやく。

そして、新型ドッグランが2年目を迎えることとなった。

 ん?ええ、もちろん2年目のオープン前に見に行くと柵は倒れてました(笑)

ついに今までは火山岩らしき岩達に阻まれて深く杭を打てなかったのですが、
2年目を迎えるにあたり、本格的な工事を行い、ついに、ついに、ついに、

ドッグランの柵は倒れなくなりました。
(って普通なのですが(笑))

そんな歴史?!?を経てDog Run PICA -Lakeは今日も元気に犬達を迎えております。
これからもそんなDog Run PICAをよろしくお願い致します。
より良い、よりフレンドリーな、 より使いやすいドッグランでありたいと考えております。
最後までめんどくさい文章にお付き合いいただき誠にありがとうございました。

初代管理人 藤原透
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